【要注意!】手のしびれは病気の前兆?

【要注意!】手のしびれは病気の前兆?

急に手がしびれる場合には、何らかの病気の前兆として身体が反応していることもあり、例えば神経や脳の病気が関連していることがあるのです。

しびれた際に、眩暈(めまい)や強い痛みを伴う場合には、早急に医療機関を受診することが必要です。そうすることで、大事になることを防げる場合もあるでしょう。この記事では、病気の前兆として手がしびれる原因やケースをご紹介します。

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手がしびれる原因は?

受診

手がしびれることは、末梢神経から脊髄、大脳と連絡している感覚の経路に何らかの異常をきたしているサインです。手のしびれには、胸髄、頚髄、大脳というように胸から上の感覚の経路が主に関与しています。もしくは、肩から手にかけての神経が圧迫されていることで手がしびれてしまうこともあるのです。そのため、手のしびれが強い場合やしびれの頻度が多い場合には、何らかの病気の前兆であることがあるのです。

脳の病気の場合の特徴

脳の病気に関与する場合には、手のしびれの兆候は、急に発症します。

手のしびれは、片側にしびれが生じるケースが多く、症状は手のしびれに加え手足の動かしにくさを伴います。力を入れようとしても、脱力した感覚や眩暈、頭痛を伴い、うまく力が入らない傾向もみられるのです。一時的に脳への血液供給が不足する、一過性脳虚血発作の場合には、しびれなどは一時的で時間の経過により症状が消失する場合もあります。しかし、脳梗塞の前兆ともいわれているため、このような兆候が当てはまる場合には、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

脊髄の病気の場合の特徴

脊髄の病気に関係して起こる手のしびれでは、手の神経と関連する頚髄に関係する病気の兆候として生じる場合が多いです。特に頚髄症(けいずいしょう)と呼ばれる病気が多く、中高年以降の頸椎の変化に関連して発生しやすくなる傾向があります。

持続的に神経が圧迫された状態であるため、手のしびれも持続しやすいケースが多く認められます。

また、感覚の障害を伴いやすく、「常に手袋をつけている感覚」という表現をされる方もみられます。脊髄の病気は、外部からの衝撃などがきっかけとなる場合や、中高年の方では骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や長期間の不良姿勢が原因で徐々に症状が増悪することもあります。

免疫系の病気が関係する場合

自己免疫の異常により、末梢神経に障害が生じることでしびれや感覚に異常がみられる場合があります。症状の進行速度は、病気によって異なり多岐にわたります。過労やストレスなど心身の負担が強いことが、病気のきっかけとなることもあるでしょう。そのため、疲労が強い時などに手がしびれるなどの兆候がある場合には、症状を悪化させないように休養や受診が必要です。

心因性の病気が関係する場合

手がしびれる場合に、直接的な原因がわからないことは珍しくありません。

そのため、整形外科や神経内科を受診するも痛み止めや安定剤を処方され経過観察となる場合があります。心因性によるものであれば、安定剤で症状が快方するケースもあるのです。
また、好きな事に取り組んだり、しびれから意識を逸らしたりすることで、症状が一時的に軽減する場合もあるでしょう。しかし、心因性の場合であっても、病気の前兆かどうかは判断は難しいため医療機関を受診することが望ましいでしょう。

こんな場合には要注意

医者

実際に手がしびれた感覚があっても、医療機関を受診せず放置して様子を見る方は少なくありません。

そこで、具体的に下記のような方は、手のしびれが何らかの病気の前兆である可能性があるため、受診するかどうかの参考にしてみてください。

立ち眩みやふらつきがある場合

立ち眩みやふらつきを伴う場合には、血圧などにも変化があり、手のしびれが脳疾患の前兆であるケースがあるため、注意しなければなりません。早期に病気を発見することで、後遺症などを予防することもできるため、早めの受診を心掛けてください。

妊娠期や更年期の女性の場合

手根管症候群と呼ばれる病気で、手の神経が手根管というトンネルに圧迫されることで、手にしびれが生じます。原因は明らかにされていませんが、妊娠期や更年期の女性に多くみられます。
炎症鎮痛剤や固定し安静を保つ保存療法が選択されますが、必要に応じて手術が検討される場合もあります。

糖尿病など持病がある場合

もともと、糖尿病など持病がある場合にも注意が必要です。

なぜなら、手のしびれは病気が悪化している前兆として生じることがあるからです。実際に糖尿病では、症状の進行とともに末梢神経に障害が起きしびれや感覚障害を併発します。同様に心臓や腎臓などにも持病がある方も、血管の動脈硬化が進行した前兆の場合があり注意しなければなりません。

まとめ

急に手がしびれることは、何らかの病気の前兆である可能性があります。そのため、手術などの緊急的な治療の必要がない場合でも、適切な対応を知ることが重要です。手のしびれがみられた場合には、まずは医療機関を受診するようにしましょう。

(Posted by 大世渡 渉)

 

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※掲載情報につきましては、 2020年06月04日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。