【梅雨の時期に気をつけたい!】介護での注意点4つ

【梅雨の時期に気をつけたい!】介護での注意点4つ

あじさいと傘

高齢者にとって過ごしにくい季節の代表ともいえるのが「梅雨」のころです。

心も体も天気と同じように曇りがちな季節ですが、健康に過ごしていただくために、この時期は特に気をつけたいポイントがいくつかあります。

今回は、介護スタッフが梅雨に時期に気をつけたいことと予防策についてご紹介しますので、ケアの参考にしていただければと思います。

皮膚トラブルを予防しよう

梅雨の時期に注意したいことの一つに「皮膚トラブル」があげられます。その中でも特に注意したいのが、水虫やカンジタなどの真菌による感染症と、汗などの蒸れによりおこる皮膚状態の悪化です。

そもそも、真菌はジメジメとして温かいところで繁殖しやすいという特徴があるので、脇の下や胸の下、拘縮などによって皮膚がくっついている部位で増殖しやすくなります。これらの部位は特に気をつけて皮膚の状態をチェックする必要があります。

汗などによる蒸れは肌かぶれをおこす原因になるので、湿度が高い梅雨時期は下着や肌着、衣類、シーツなどの寝具が湿っぽくないか注意していきましょう。湿った衣類を着続けるということは不衛生になりやすく、肌との間に摩擦を生むので床ずれを引き起こすリスクが高まります。体の中でも体重のかかりやすいお尻や肩甲骨、踵などの皮膚が赤くなっていないかを注意して観察することが大切です。

皮膚トラブルを予防するポイント

まず1つめのポイントは「乾かす」ことです。汗をかいてジメジメとしやすい部位はこまめに拭き、ドライヤーを使うなどして乾かしましょう。

また、拘縮のある方などにおすすめなのが乾燥した緑茶のパックを拘縮した部位に挟むことです。除湿と防臭の効果もあるので試してみてください。

湿りがちな衣類やシーツ類などは乾燥機を使うなどしてしっかりと乾かし、こまめな交換をすることが重要になります。オムツやパットを使用している場合でも、定期的に空気が通るようにオムツを開くことや、こまめな交換をして乾いた状態が保てるようにしてあげましょう。

皮膚トラブルを予防する際にネックになってくるのが介護の手間ですが、介護用品を活用することで軽減させることができるので、可能であればどんどん使っていくことをおすすめします。

例えば、衣類であれば着脱のしやすいマジックテープの前開きものを使う、水や拭き取りの必要ないウェットティッシュで肌を拭く、除湿機能のある寝具を使う、汗などの刺激から肌を守るクリームを利用するなどすれば、介護の手間の軽減につながり介護時間の短縮になります。

 

身体機能が低下しやすい

梅雨の時期になると、体に障害をもっている高齢者は普段からそれほど高くない活動量がより減ってしまい身体機能を低下させてしまうことがあります。

転倒のリスクが増すことや、認知症の悪化などにもつながるので予防できるように普段より意識して体を動かせるようフォローする必要があると言えるでしょう。

施設や家で体を起こして過ごす時間を増やし、歩いたり体操をしたりする時間を多めにとれるようにしてください。

 

脱水・熱中症への対策

梅雨の時期から秋口にかけて多い脱水症や熱中症にも気をつけていきましょう。暑くなりはじめる気温に体を合わせることができず、これらの症状が起きてしまいがちになります。脳梗塞を起こしやすくもなるので、予防するために室温はエアコンなどを使い適度な温度と湿度(温度は25~28度、湿度は45~60%程度)に保ち、こまめな水分補給と塩分の摂取を心がけるようにしてください。

熱中症の症状は軽度であれば、めまいや立ちくらみ、大量の発汗、生あくびなど、脱水症状筋肉痛やこむら返りなどがみられることもあります。

中等度になると、汗が出ない、体温の上昇、頭痛や吐き気、嘔吐、だるさ、意識が遠のく、集中力や判断力の低下が見られます。

重症になると、中等度より体温が上昇、けいれん、意識障害、昏睡、内臓の障害が起こり命にかかわる危険な状態となります。

これらの症状が見られたら、涼しい場所に運び体を冷やすようにしつつ、経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ何度も飲ませるようにしましょう。症状が重い時には迷わずに医療機関への受診を早めに行ってください。

 

呼吸器系疾患がおこりやすい

カビやダニが増えやすい梅雨の時期には、それらが原因でおこる肺炎などの呼吸器系疾患への警戒が必要です。

カビへの対策には部屋の換気や、カビの餌になる食べ物を放置しておかないことです。また、部屋の中を適正な湿度(60%程度)に保つことでカビの増殖を予防でき、それを餌にするダニが増えにくい環境にすることができます。

ダニがつきやすい布団やシーツなどは布団乾燥機の使用や天日干しをするなどの対策を行いましょう。

 

まとめ

オレンジ色の傘

利用者さんの健康の管理は介護スタッフにとって大切な仕事のうちの一つになります。

特に梅雨の時期はこれまでに紹介したように体調をくずすことや、皮膚にトラブルがおきやすいので注意が必要です。元気に過ごせるようにポイントをおさえてしっかりとケアをしていきましょう。

 

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※掲載情報につきましては、 2020年06月23日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。