利用者が食事を食べてくれない・・・悪戦苦闘した特養での1週間

利用者が食事を食べてくれない・・・悪戦苦闘した特養での1週間

今回お話ししてくれたのは・・・
カケルさん

・男性/20代/兵庫県 教育系大学所属(当時)
・実習理由:教員資格取得のため
・実習先/期間:特別養護老人ホームにて1週間

担当の利用者が食事を食べてくれない・・・

大学生時代、教員資格取得のために介護実習がありました。そのときの体験談です。

私が実習させてもらったのは特別養護老人ホームでした。
自分で歩いたり日常の生活ができるくらいの利用者さんもいれば、自身の力だけで生命を維持するのが難しく、常に介護を必要としている利用者さんもいました。

初日にまず、実習を担当する利用者の割り振りがありました。
そこで、私はある利用者の食事の補助を担当することになりました。

その方はアルツハイマー型認知症を患っており、日常会話もなかなか難しく、お食事も自分ではとれません。
なので、食事の時間にスプーンでご飯を口に運んだり、飲み物を飲むサポートをするのが私の役割でした。

私は頑張ってその方に食事を食べてもらおうと、何度もスプーンで食事をよそって口元へ運んでいましたが、その方はなかなか食べてはくれませんでした。

現場の介護士の方にお話をうかがうと、認知症などで日常会話やコミュニケーションが難しい方でも、普段誰が介助をしてくれているのかはよく理解しており、信頼関係を築かなければ、ご飯も食べてくれないということでした。

 

 

ご飯も食べてもらえないなんて大変!

 

利用者の話にひたすら耳を傾けてみると

介護士の方の話を聞いて、この利用者の方となんとか信頼関係を築かなければならないと思いました。

とはいうものの、実習期間はたったの1週間。私はどうしたらその方と信頼関係を築けるのか悩みましたが、まずは「たくさん話をしてみよう」と思いました。

その利用者の方は、話は噛み合っていないものの、よくお喋りをする方でした。
私は、とりあえずその方の話している内容をひたすら聞くことにしました。

そうすると、断片的でつながりはありませんが、どうやら息子さんのお話や戦時中の話をしているようでした。
話の中には意味の分からない部分も多々ありましたが、とにかくうなずいて耳を傾けるように心がけました

そうすると、実習が終わろうとしていた最終日に、ようやく私がスプーンですくったご飯を食べてくれるようになりました。

介護実習を通して、なにごとも信頼関係がなければいけないのだという大切なことを学べた気がします。

 

 
介助には技術や知識だけでなく利用者さんとの信頼関係が大切なんだということがとても実感できました。
カケルさん、素敵な体験談をありがとうございました!
 

 

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※掲載情報につきましては、 2020年05月19日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。