即採用の転職で大失敗!ブラック企業を見抜けなかった体験談

即採用の転職で大失敗!ブラック企業を見抜けなかった体験談

介護転職の失敗体験談
今回お話しいただいたのは…

  • ペンネーム  きこ
  • 性別     女性
  • 年齢     30代
  • 地域     千葉県
  • 転職前の職業 介護職(デイサービス・生活相談員)
  • 転職先施設  介護事務所(事務職専任)

 

つい最近、5年勤務していたデイサービスを退職し、同じ介護業界ですが転職をしました。

2回目の転職活動だったのですが、前回とは違って、子供がいる親になって初めての転職活動で、なかなかスムーズに進まず、ようやく決まった転職先は、想像を超えるブラック企業だったのです。

転職にいたった経緯

まずは転職にいたった経緯です。
介護業界で職種を変えて転職をしようと思っている人、別業種から介護業界へ転職を考えている人の参考になれば嬉しいです。

前職(デイサービス)を辞めようと思ったきっかけ

前職はデイサービスで、生活相談員として勤務していました。デイサービスでの生活相談員は、相談業務以外にも利用者の介助や送迎など仕事が多岐にわたることがほとんどで、私も生活相談員以外に、利用者の介助やレクなどを兼務していました。

5年間勤務したうちに、子供の出産を経験していて、産休もしっかり取ることが出来て仕事復帰したのですが、業務内容的どうしても時短勤務が難しかったり、体力的に辛いことが多かったので、転職を決意しました

私よりも若いスタッフが多いのと、すでに子育てを終了した世代が多い職場環境だったので、育児との両立について理解を得られなかったのも、転職のきっかけになりました。

転職先に介護事務を選んだ動機

せっかくの転職だし、初めは介護以外の業種も検討していたんです。でも、30歳を過ぎてからの転職で新しい業種には不安もあったし、スムーズに転職後の仕事も出来て、この先のキャリアアップも考えたら、同じ介護業界での転職が1番だと思いました。

その中でも介護事務を選んだ理由は、

  • 今までの経験を活かして出来る仕事だった
  • 現場での介助と両立しなくてもいいので、事務作業に集中出来る
  • 時間外勤務が少なく、子育てと両立しやすい
  • 休み希望との調整がしやすい業種

という点から、子育てとの両立を第一条件にしていた私にとっては、とても都合のいい業種だったからです。

仕事と子育てのバランスは欠かせませんね!

転職活動の方法

フリーペーパーや、転職サイト、ハローワークなど色々な転職方法があります。

数々のサイトで会員登録をしたのですが、その中でも活用していたのは、転職サイトとハローワークでした。

介護専門の転職サイトを利用したわけ

色々な転職サイトに登録したのですが、一番利用していたのは、介護職専門の転職サイトでした。やはり介護職に特化しているだけあって、圧倒的求人数だったためです。

私は首都圏に近い主要都市に住んでいるので、ほとんどのサイトで求人は豊富にあります。

介護職種や業務内容ごとに仕事の検索が出来たり、同業者の口コミがチェック出来たりすることもあり、転職活動ではとても重宝していました。

LINEなどで個人的に相談出来るサービスや、電話相談などもある転職サイトだったのですが、特にこういったサービスを使用することはなかったです。

ハローワークを利用した経緯

以前の転職ではハローワークを利用したのですが、ハローワークの印象が、「いつも混んでて、相談に時間がかかる」というイメージだったので、今回は積極的に利用しようとは思っていませんでした。

ただ、転職サイトを通して面接を行った企業が、ことごとく不採用で、だんだんと応募出来る求人も減ってきていました、そんな中、たまたまインターネットで見かけた求人が、ハローワーク経由でしか応募出来ないものだったので、最終的にはハローワークを利用することになりました。

採用先がブラック企業だった!

苦戦した転職活動も、無事に採用が決まることになったのですが、これが地獄の始まりだったんです。

のちに転職先となるこの企業に採用されるまで、本当に何社面接で落とされたのか分かりません。履歴書も何通用意したのかなーと、落胆する日々で、主人も「ゆっくり探せば?」とい言ってくれていましたが、これで最後にしようと面接に臨んだ企業でした。

面接では、社長と事務長の2人体制での面接です。

面接に向かう姿勢としては、「どういうことが聞かれるかな」とか、「この質問にはこうやって返えそう」と、ある程度戦略を立てて望む人が多いと思います。もちろん、私もそうでした。

さらにこの会社がダメだったら転職は辞めようと思っていたので、結構な意気込みで臨んだ面接だったんです。

最初に履歴書と職務経歴書を2人が熟読していたのが印象的でした。

その後、開口1番「聞こうと思っていることがすべて要約されてて、とてもいい書類です」と社長から一言。

その後に、社長の経営ビジョンや今後の介護業界をどうしていきたいのか、介護事務の専任職を配置する理由などを小1時間話していました。

最後に、この思いに賛同出来るかと、私自信の考えを聞かせて欲しい、という質問のみされました。

正直に思っていることを答えて、その場で即採用を貰ったんです。

まさか、即採用があるなんて思ってもいませんでした。今まで面接で落ち続けていたのですが、どこも落ちていた理由が子供のことで、子育ての両立が難しい環境であることが理由だったのですが、この会社ではこちらの要望を受け入れてくれた上で、人柄や仕事に対する姿勢を評価してくれたのが、正直にすごく嬉しかったです。

ただ、どんなにいい会社でも「即採用」というのは、ちょっと引っかかるものがありました。

このときは、ようやく認めてもらえた嬉しさと、やっと転職活動が終えられる喜び、そして希望のライフワークバランスが取れることで舞い上がってただけなんです。

驚愕の離職率

面接の段階で、こちらから離職率を聞いたわけではないのですが、現在の事務員は5名いて、5名全員が4年前の創設以来働いているメンバーだと話していました。

社長の口から、5名の事務員では仕事が成り立たないから、ずっと事務職の募集は続けていて、今まで何人も雇ってきた。それでもすぐに仕事を辞めてしまう人たちで、結局今のメンバーが残っている、と話していたんです。

この企業は同職種と比べても給料が高いことと、駅から立地のよさ、子育てに理解があり、休みが自由に調整出来ることなど、すごく働きやすい条件が揃っていると思います。

しかし介護事務は少し特殊な事務で、介護費用の請求があります。この事業所では、デイサービス・訪問介護を行っていて、それぞれの利用状況でも請求方法が変わって来ます。

さらに、会社の経理全般や総務なども行わなきゃいけないため、幅広い事務の知識と、特別な知識が必要になり、経験のない人には大変なのかなーとも思いました。

ただ、私は介護事務の経験があったり、経理や総務もやっていたので、ある程度仕事の知識はありました。それに、今までの会社も決して仕事環境がいいとは思えないところだったため、忍耐力にもそこそこ自信があります。

そのため、離職率は特に気にせず、「やっていけるだろう」くらいの感覚でいました。

耐えるべきではないと判断したわけ

実際に働き初めて見ると、初日から酷いありさまでした。

まず、面接のときに顔を合わせていた事務長は、かなりの女王様気質。初日の朝から、「コーヒーまだ?早くやって、なんで出来ないの?」と騒ぎます。そんな女王様の靴を片づけたり、コートを戻したりは、新人が率先して動かなきゃいけないそうです。

あっけに取られていると、「なんで動けないの??」と怒鳴り始める、お局の事務員たち。この状況がおかしいと思わないんだなーと、理解不能でした。

まだ私のデスクがなかったので、初日はお休みだった他の事務員の席を借りることになったのですが、使用料が必要だと言われました。席を借りるのに使用料なんて冗談だろう、と思うと、そうやって集めたお金で忘年会などを企画しているらしく、本気の徴収みたいです。ワンコインとはいえ、支払いたくなんかありませんよね。

昼から出勤してきた社長に関しては、電話を3コール以内で取らないと、怒鳴りちらします。こんなに怒鳴りつける人を、大人になってから初めて見ました。

初日から1日、終始怒鳴られ続けて、この環境であと何日持つか不安しかありません。

仕事をするためにデスクの使用料を請求するなんて、それはパワハラです!

退職時がスムーズすぎ

正社員での採用のはずが、1週間に2回しか出勤しなくていいと言われ、結局勤務したのは約1か月、数回のみです

そのあいだ、出勤した日は朝から就業まで怒鳴られまくり、もうこの環境にいることは無理だと、電話で退職を申し出ました。

するとあっさりと退職を認められ、みんなこうやって辞めていくんだなーと実感しました。

失敗しない転職活動のポイントとは?

今回の私の転職は、失敗だらけだったなーと、ひしひしと感じます。

口コミは嘘ではない

転職活動中に面接を申し込んだ企業は、どこもかなり口コミをチェックしてから申し込みをしていました。

現場で働く職員の口コミや、同業者からの口コミ、退職した人の口コミなど、嘘か本当か分からないものも、もちろん複数ありますが、それでも参考にすることは出来るので、しっかりとチェックをしていました。

介護職のいいところは、サービスを受ける利用者がいることです。利用者やその家族からの口コミなどもチェックをしていました。

ただ、今回の勤務先だけは、面接を申し込んだ時点で、「今回もダメだろうな」という諦めと、今回ダメだったら転職は辞めようという思いなどもあり、いつもしていた口コミチェックをしなかったんです。

のちに色々調べていると、いい話が一切書かれていなくて…しっかりと確認しておくべきだったなーと感じました。

職場見学も大切

転職サイトを利用すると、ほとんどの場合で職場見学がOKになっています。今までは面倒で見に行くことがなかったのですが、職場見学って本当に大切なんだなーと感じました。

今回、面接の段階で勤務先となる職場に初めて訪れたのですが、事務所の雰囲気がかなりどんよりしていて、重たい雰囲気があったんです。他の従業員はもう怒鳴り散らす社長や、女王様の事務長と5年近く一緒にいるので、慣れっこだったのかもしれませんが、やはり雰囲気が真実だなと感じました。

本気の転職活動をするなら、職場見学はすごく大切です。

面接で気になることがあれば熟考すべし

面接では、面接官がこれから実際に働く人であったり、面接場所がこれから働く場所だったりすることが一般的です。

人に対しても、雰囲気に対しても、面接の数分間で気になることはあると思います。

私の場合は、

  • 即採用になったこと
  • 離職率が異常なこと
  • 新しい職員が全然いないこと
  • 職場の重たい雰囲気
  • 面接で私の話を全然質問されないこと

こんなところが実際には気になるポイントでした。本来ならば、面接をしてから採用まで数日空くことがほとんどで、その間に気になる点は自分自信も考えたり、調べたりすることが出来ますよね。

今回はそもそも、その場で採用の返事をしてしまったことにも問題がありました。

失敗しない転職活動をするために学んだこと(まとめ)

即採用でその場で採用が決まることなんて、そもそもかなりの理由がなきゃありえないことだと思います。

これから長い時間を共有する職場だからこそ、最後まで気を抜かずにやるべきだったと、人生の教訓になりました。

職場見学の大切さがよくわかる体験でしたね。きこさん、貴重な体験談ありがとうございました。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
※掲載情報につきましては、 2020年10月29日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。