人気の「サービス付き高齢者向け住宅」を徹底解説!

人気の「サービス付き高齢者向け住宅」を徹底解説!

急速な高齢化が進む日本において、高齢者の暮らし方は非常に多様化しています。

同時に、高齢者の状態に合わせた支援サービスが提供できる住まいを、いかに確保するかという事も大きな問題となっています。

そんな中、近年急増している「サービス付き高齢者向け住宅」と呼ばれる施設をご存知でしょうか?

今回は、サービス付き高齢者向け住宅がどのようなもので、他の施設とどう違うのかという点についてご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅とは

老々介護
サービス付き高齢者向け住宅の制度は、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく、安心して生活し続けることを実現する地域包括ケアシステム」の施策として、2011年に創設されました。

創設から10年も経ってはいませんが、現在では25万戸以上の住宅が登録されており、その人気の高さがうかがえます。
そこで、ここからはサービス付き高齢者向け住宅の具体的な定義や特徴、入居条件などについてご紹介します。

サービス付き高齢者向け住宅の特徴

サービス付き高齢者向け住宅は「サ高住」「サ付き」とも呼ばれており、「介護・医療と連携して、高齢者が安心して生活できるようなサービスを提供するバリアフリー構造の住宅」と定義されています。

民間が運営しており、他の介護施設や老人ホームとは違って「住宅」という側面が強いため、入居する際は「賃貸契約」という形を取るところが多いです。

バリアフリー構造であることが絶対条件になりますが、他にも「居室の面積が原則25㎡以上」といった広さに関する条件があったり、賃貸マンションのようにキッチンや浴室が完備されている居室もあるというのが非常に大きな特徴と言えます。

入居条件

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、原則として「60歳以上であること」または「要支援者、軽度の要介護者であること」です。

基本的にサービス付き高齢者住宅は「自立した生活を営むことができる人」を対象にしているため、施設によっては「認知症を患っていない」「身の周りのことは自分で出来る」といった条件を設定している場合もあります。

サービス付き高齢者向け住宅の種類

サービス付き高齢者向け住宅には大きく分けて2つのタイプが存在しますが、タイプによって入居対象も変わってきます。

1つ目は多くの施設が該当する「一般型」。

日中は医療や介護の有資格者が常駐しており、生活相談や安否確認といったサービスを受けることが可能です。

「自立した生活」が前提になるため、介護サービスは付帯しておらず、必要な場合は個別で訪問介護など外部の介護サービスを利用することになります。

したがって、独居や夫婦2人での生活に不安を感じるものの、自分である程度生活ができる自立~軽度の要介護の方に向いていると言えるでしょう。

 

2つ目は、厚生労働省の定める「特定施設」としての指定を受けている「介護型」のサービス付き高齢者向け住宅です。

こちらでは、建物内に常駐するスタッフから必要な場合は介護サービスや生活支援サービスを受けることができるため、要介護度の高い方にも対応しています。

有料老人ホームと同様のサービスを受けられると言うとイメージしやすいかもしれません。

サービス付き高齢者向け住宅の費用はどのくらい?

貯金

費用に関しては、施設の設備によっても差があり、「一般型」か「介護型」かによっても大きな違いがあります。

「一般型」の場合は、初期費用として賃貸マンションと同じく敷金を支払うシステムになっているため、おおよそ数十万円程度がかかります。

礼金や更新料は不要です。

月額費用としては家賃と管理費として5万円~25万円程度かかり、プラス食費や光熱費が必要になります。

 

「介護型」の場合は、どうしても一般型に比べて必要なサービスも多くなるため初期費用も数十万~数千円と差はありますが、比較的割高です。

月額費用については一般型と異なり食費も含まれており、おおよそ15万円~40万円程度かかります。

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老人ホームとどちらが良いの?

選択肢

サービス付き高齢者向け住宅によく似た施設形態として、住宅型老人ホームが挙げられますが、こうした老人ホームとはどんな点が異なるのでしょうか?

ここからは、サービス付き高齢者向け住宅と老人ホームの違いと共にメリットをご紹介します。

住宅型老人ホームとの違い

住宅型老人ホームもサービス付き高齢者住宅も、どちらも自立状態を前提とした高齢者の居住施設になりますが、「生活の自由度」と「介護度が重くなっても住み続けることができるか」という点について大きく異なります。

「生活の自由度」に関しては、サービス付き高齢者住宅の方が高く、比較的自由に外出や外泊をすることが可能です。

一方で、老人ホームの場合は食事や入浴の時間も決まっているため、外出に制限をされることが多いと言えます。

また、サービス付き高齢者住宅は寝たきりなど介護度が重くなった場合は退去の可能性があるのに対し、住宅型老人ホームの場合は介護体制が整っているため、そのまま居住することが可能です。

この2つの点が、両施設の大きな違いであるため、施設選びの際には注意が必要でしょう。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

ご紹介したとおり、サービス付き高齢者向け住宅では、比較的自由度の高い、自分らしい生活を営むことができる点が非常に大きな魅力です。

また、老人ホームに比べて初期費用が低く抑えられるため、万が一住み替えが必要になった場合の金銭的リスクが少ないというメリットもあります。

サービス付き高齢者向け住宅の数は需要拡大に伴って年々増加しており、今後も入居を希望する人は増えてくると予想されています。

一方で、サービス付き高齢者向け住宅は、一般型と介護型の違いや、施設ごとによっても、設備や受けることができるサービス内容が異なってきます。

だからこそ、現在の状況だけでなく将来の不安なども解消できるかということを見据えて入居先を検討することが重要だと言えるでしょう。

 

(Posted by ふるたにしょうこ)

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※掲載情報につきましては、 2020年02月18日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。