新型コロナウイルスの猛威が収まらず、不安な状況のまま2020年も年の瀬を迎えようとしています。
この影響で雇い留めに遭ってしまった方、それまでのお仕事を続けることが困難になってしまった方も増加傾向にあります。
独立行政法人労働政策研究・研修機構が実施している統計「新型コロナが雇用・就業・失業に与える影響」で、2020年12月1日現在の「新規求職申込件数(実数)」によると、40万930人(新卒を除き・パートタイムを含む)が仕事を探している状況にあります。
特に50代以上の方や、パート勤務の女性が一層厳しい状況に置かれていると連日報道されていますが、求職者の皆さんはどのような求職活動をされているでしょうか。
本記事では、「50代」「60歳以上の方」の「仕事探しに苦労をされている方」へ、目からウロコな「介護業界」のお仕事についてご紹介します。
「介護業界=3K」それは誤解です!
オムツ交換や入浴介助など、介護の仕事はハードルが高そうなイメージを持たれる方は多いかと思います。このような、利用者のお身体に触れながら行う「身体介助」以外にも、介護の仕事は多岐にわたりますので、例えばどのような仕事があるのかを見てみましょう。
・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
施設の中でも、利用者の自由度が高く介護度も低めの場合が多いです。安否確認と生活相談が主なサービスとなっており、施設によってはさらに、施設内の清掃業務や食事の提供(配膳のみ)をおこなう場合もあります。
【サ高住での働き方をもっと詳しく知りたい方はこちらから】
・介護事務
介護費用にかかる請求や、他連携機関とのやりとりを円滑に進めるうえで必要不可欠な仕事です。介護事務には必ずしも資格が必要なわけではありません。そのため、介護職の経験がある場合や、PCスキルに自信がある場合には資格なしで働いている方もいるようです。
【介護事務の詳しいお仕事内容はこちらをチェック】
・施設勤務
グループホームやデイサービスなど、居宅=利用者が日常生活を行う自宅と同義の施設では、業務内容が多岐にわたります。
利用者が自身でできないこと、苦手なことを補助することが介護士の主な役割です。
例えば、食事の準備や清掃などの家事援助、話し相手になる、レクリエーションで利用者を楽しませることなども大切な業務のひとつです。
【実際に施設で働いている方の体験談も参考になりますよ♪】
介護業界の需要は右肩上がり!
日本では少子高齢化が進み、2020年は全人口における65歳以上の高齢者が推計3617万人(28.7%)で、過去最高となりました。全人口に占める割合が21%を超える「超高齢社会」に、すでに突入している一方で、介護職に携わる人手は慢性的に不足となっています。
そのため「年齢不問」「無資格未経験でもOK」な求人は意外と多くあります。
人生経験が豊富で落ち着きある50代以上は有利に
介護現場が、50代・60歳以上の新人に求めているものは、豊富な人生経験からなる「コミュニケーション能力」です。
介護現場では、若い人では気づけないような細かなフォローが求められます。利用者やご家族への配慮が行き届くような対応ができる職員は、50代や60歳以上の新人であっても施設から重宝されるでしょう。
まとめ
介護業界には様々な職種があるので、まずはご自身にとってハードルの低そうな所からお仕事探しをしてみてはいかがでしょうか?
「介護」というキーワードを選択肢から外してお仕事探しをしていた方、まずは「求人内容」を覗くところから試してみたら、意外と条件に合う仕事が見つかるかもしれませんよ!
超高齢社会が進んでいく今後、ますます必須となる「介護業界」で、2021年、新たな出会いやチャンスを見つけていただけましたら幸いです。

こんにちは。ヘルなび編集部のあじゅです。
文章を書くことと自分の人生を楽しくさせてくれそうなものを探すのが好きです。最近だと動画編集にハマっています。めちゃくちゃ難しくて奥が深いので黙々と編集してしまいます。うまくなれるといいな…
面白い!と思っていただけるような記事をバンバン書いていくので、この強気な発言が本当かどうかぜひ、他の記事も読んでみて確かめてください笑