施設で働く職員と訪問介護で働く職員はどっちが大変?

施設で働く職員と訪問介護で働く職員はどっちが大変?

同じ介護という仕事でも、利用者それぞれの家を回りケアをする訪問介護と、多くの人数が集まった施設でケアをする介護とでは、業務の内容や求められるスキル、給与などに違いがあります。

施設と訪問介護の働き方を比べてみて、介護職員にとってどちらが大変なのでしょうか。スキルアップや転職を考えている方にとって気になる点かと思います。それぞれの施設におけるポイントをまとめてみたので参考にしてみてください。

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介護施設の種類や特徴

たっけぇビル

 

特別養護老人ホーム

  • 特徴

大きく分けて従来型とユニット型があります。従来型は利用者10人から20人程度の人数を1単位と見てグループケアを行っているところが多いです。(1つのフロアで30人程度)ユニット型は1ユニットで最大10人の利用者で構成されており、それぞれへ個別のケアを行います。近年できた特養はユニット型がメインです。

特別養護老人ホームは介護度3以上の高齢者を対象にしているので、身体ケアをすることが多く重度の認知症を患っている方も少なくありません。

  • 業務内容

職員はシフトを組んで交代しながら24時間のケアをします。夜勤もあり、平均して一カ月で3回から5回程度夜勤を行うことになります。

業務内容は食事や入浴、排せつのケアをはじめ、日常の生活に関わる様々なことへの支援や健康管理の補助などです。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:198,000円

  • スキル

ケアする利用者の数が多く身体介護の頻度が高いです。夜勤もあるので体力が必要になってきます。

いろいろな疾病をもっている方へのケア(看取りケアを含む)を行うことから、幅広くスキルを身につけたい方に向いていると言えます。

介護老人保健施設

  • 特徴

従来型とユニット型があります。病院と在宅の中間施設であり、医師が常駐しています。他の介護施設と比べ看護師の配置が手厚いです。また、利用者はリハビリを通して在宅での生活を目指すので、リハビリ職の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が配置されています。

  • 業務内容

施設生活の支援を行います。在宅復帰を目指すことが前提なので自分のことは自分でするという方も多く、特養と比べ身体的な負担は軽くなる傾向にあります。

24時間のケアが必要になることから、職員はシフトを組み勤務しており特養と同様に夜勤があります。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:230,500円

特養などと比べて夜勤手当が割高なところが多いです。

  • スキル

医療ニーズの高い利用者が多く、医師をはじめとした医療関連の職種もいるので医療知識を学びやすい環境です。

また、入所者は原則3~6ヶ月程度の一定期間で退去することが前提となっているため、入所・退所の回転が特養と比べ早く、いろいろなケースを経験することもできるでしょう。

有料老人ホーム

  • 特徴

医療ニーズや要介護度の高い方を受け入れているところから、ホテルのように接遇や環境に力を入れているところなど特徴は様々です。介護付きや住宅型、健康型などの種類に分かれています。

  • 業務内容

入所している利用者の生活支援が主な業務になります。介護付きであれば24時間対応のケアを行い、そうでなければ介護保険サービス利用時以外の必要なケアを行います。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:207,400円

  • スキル

施設ごとに特徴があるので一概には言えないところがあります。事前にどのようなスキルを求められているのか、伸ばせるのか確認したほうがよいでしょう。

グループホーム

きれいな北欧な家

 

  • 特徴

要介護認定を受けていて認知症を患っている方を対象とした施設です。利用者の定員は5人から9人で、家庭的で落ち着いた雰囲気の施設が多いです。

  • 業務内容

入所されている方の生活支援が主な業務です。小規模なので利用者とマンツーマンで接するケアが多くなります。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:183,100円

  • スキル

認知症の方を対象とした施設なので、認知症ケアのスキルを持っている方、認知症ケアへの関心の高い方に向いていると言えます。

デイサービス・デイケア

  • 特徴

利用者が日中に施設へ通ってサービスを受ける施設です。デイケアは常勤の医師を配置する義務があり老健と併設していることが多いです。

近年、お泊りデイサービスや民家を改修した過ごしやすいタイプのデイサービスが増えてきています。

  • 業務内容

食事や入浴、排せつの支援をします。リハビリやレクリエーション、外出など施設ごとに力を入れているポイントがあるので、それに合わせ利用者を楽しませたり盛り上げたりする必要があります。自立度が高い方も多いので身体的な負担は少ないと言えるでしょう。利用者の送迎をするので家族と接する機会も多いです。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:176,000円

勤務は日中が基本なので夜勤手当はなく、夜勤のある介護サービスと比べ給与が低めです。

  • スキル

コミュニケーションスキルや人を楽しませる能力が高い方、またはそれらの能力を身につけたい方におすすめです。

サービス付高齢者住宅・住宅型有料老人ホーム

  • 特徴

安価・簡易的なところもあれば、豪華なところもあり多種多様です。個室が主流でユニット型やマンション型があり、規模は小規模なところから100床あるようなところもあります。

  • 業務内容

調理などの生活援助をすることになります。利用者は訪問介護サービスを利用するので、施設で働く職員の身体的な負担は特養などと比べ軽減されています。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:207,400円

  • スキル

利用者は生活が自立している方から要介護の方までと幅広く、施設により取り組むことが多様なので介護のみに収まらずいろいろな経験を積むことができます。

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訪問介護の特徴や業務内容

 

かわいい部屋

  • 特徴

利用者の自宅(もしくはサービス付高齢者住宅など)へ訪問して介護をします。

  • 業務内容

ケアプランに基づいて決められた生活援助(調理や掃除など)、身体介護を行います。個人で利用者の自宅へ行き仕事をするので、自分のペースで働くことができます。施設での仕事とは違い、仕事のつど自転車や車を用いて移動することになります。

  • 給与など

通常月の税込み平均月収:177,500円

夜間の業務はほとんどないので夜勤手当もなく給与が低めです。また、雇用形態も非常勤であることが多いようです。ただし、時間給で見ると他より高く平均時給は1,155円となります。

  • スキル

原則、利用者宅に介護者1人で訪問し介助を行うので、利用者と1対1で関わりながら働きたい方に向いていると言えるでしょう。

困った時にその場で他の職員に手を貸してもらうことができないので、レベルの高い介護技術やコミュニケーションスキルが求められます。

訪問介護の仕事内容を滞在型と常勤型にわけて解説!自分にあった働き方はどっち?

まとめ

コーヒーと読書

施設と訪問介護についてお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。施設と訪問介護どちらが大変かということへの結論を出すのは一概には難しいと言えます。同じ介護でも求められる業務や役割が違い、個人の向き不向きもあるので簡単に比較できないのです。

むしろ大切なのは自分がいる場所やそれ以外の場所ことを知るということかと思います。自分が向いている場所や経験したいこと、伸ばしたいスキルなどを一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

(Posted by 子守熊)

参照:介護労働安定センター
http://www.kaigo-center.or.jp/report/h28_chousa_01.html

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※掲載情報につきましては、 2020年01月07日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。