【職場によって大きく変わる?】介護職の年収について調査!

【職場によって大きく変わる?】介護職の年収について調査!

源泉徴収

介護職として働いている方のなかには、自分の年収が気になっている人も多いでしょう。介護職の場合、職場によっては業務量と給与が比例しないということもよくあります。

実は、私自身も複数の病院や介護施設に勤め、事業所ごとに介護職の待遇の違いを数多く経験してきました。

介護の仕事は、心身にかかる負担も大きいですから、業務負担に見合った待遇の事業所で働きたいものです。

そもそも、介護職の年収はどのくらいなのでしょうか?ここでは、介護職の平均年収について見ていきましょう。

介護職の平均年収は227,275円

平成29年度に、介護労働センターは全国8,782箇所、合計21,250人を対象に「介護労働実態調査」をおこないました。

この調査結果によると、介護職の平均年収は次のようです。

基本給(労働者※1) 賞与 年収(基本給×12ヵ月+賞与)
227,275円 572,079円 3,299,379円
※1 介護職員、看護職員、生活相談員または支援相談員、訪問介護員、介護支援専門員、サービス提供責任者

介護職の年収は、学歴や年齢・性別による差がほとんどないことが特徴です。一方で、年収に影響しやすいのは、介護職としての経験年数や職場の勤続年数です。

介護の仕事には、専門的な知識や技術が必要とされるので、キャリアを積み重ねている方ほど年収も増える傾向にあります。

また、一般企業と同じように、介護職も昇進をすることで年収を増やすことができます。

以下は、介護事業所の管理者をしている介護職の平均年収です。

基本給(管理者※2) 賞与 年収(基本給×12ヵ月+賞与)
356,679円 709,230円 4,989,378円
※2 事業所管理者:施設長

介護職の場合には、役職に就くと毎月数千~万円の手当が支給されるので、年収もずいぶんと変わってきます。

ですから、いまの職場で年収を増やしたいと考えている人は、施設長とまではいかなくても所属部署での昇進を目指してみると良いでしょう。

職種別の平均年収の違い

さまざまな職種がある介護職。

取得資格によっても年収が変わってくるため、次は職種別の平均年収を見てみましょう。

職種(常勤) 基本給 賞与 年収(基本給×12ヵ月+賞与)
理学療法士・作業療法士 268,700円 653,400円 3,877,800円
介護支援専門員(ケアマネージャー) 252,200円

694,400円

3,720,800円
ホームヘルパー(訪問介護員) 226,300円 505,000円 3,220,600円
福祉施設介護員 226,200円 568,800円 3,283,200円

(参考 e-stat 賃金構造基本統計調査

職種別の給与額を見てみると、介護士に比べると理学療法士・作業療法士、ケアマネージャーの平均年収が高いことがわかります。

そのため、介護士のなかには、新たに資格を取得して、理学療法士・作業療法士、ケアマネージャーとして働き始める方も多いです。

もちろん、高給であることだけが仕事のやりがいではありませんが、業務量に見合った報酬を得るためには資格を取得するのもひとつの方法かもしれません。

しかしながら、理学療法士・作業療法士、ケアマネージャーなどの職種になるには、教育機関に通ったり、難解な試験に合格しなければならなかったりするので、資格取得が難しく感じる人もいるでしょう。

そういった方の場合には、介護職としてほかの事業所に転職することをおすすめします。

介護職の年収は、職場によって大きく変わる

仕事

介護職のなかには、どこの事業所で働いても「収入に大した差はない」と考えている人もいるかもしれませんが、これは大きな間違いです。なぜなら、介護事業所ごとに事業所収益や職員の待遇が違うからです。

たしかに、事業所の収益は介護報酬で決まっていますが、収益をあげる工夫は事業所によって違ってきます。例えば、収益が多い事業所では、次のような工夫をおこなっています。

・介護報酬をもらさず取得している
・入所、退所などのベッドコントロールがスムーズ
・余計なコストの削減をしている
・関連施設の急性期病院で売り上げをあげている

このような工夫をおこなっている介護事業所では、事業所の収益が増えた分を職員に還元できるので、介護職の給与も多くなる傾向にあります。

逆に、収益を増やす努力をしていない介護事業所では、事業所の収益も職員の給与もあがりません。毎年、5000円昇給するだけでも年間で考えると60,000円の基本給が増えますし、そうなると賞与額もずいぶんと多くなります。

このように、介護事業所の取り組みの違いが介護職としての自分の給与にも大きく影響してきます。もしも、介護職の平均年収を下まわるようでしたら、いまの業務量に見合った報酬をもらえていない可能性があるかもしれません。

今回ご紹介した介護職の平均年収額を参考にしながら、いまの職場で受けている待遇を見直してみてはいかがでしょうか?

 

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●参考
e-stat 賃金構造基本統計調査

介護労働安定センター 平成29年度介護労働実態調査

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※掲載情報につきましては、 2020年04月29日公開時点のものです。 施設情報・制度・資格などにつきましては、改定などにより最新のものでない可能性があります。必ず各機関や団体、各施設などにご確認ください。